可児市でホーンが鳴り響く!(前編)の巻

風神である。
お待たせした。千里眼で見たある男の話、長編『車のホーンが鳴り響く』をお届けする。

@@@@@@@@

わしはシルビアという車に乗っておる。相変わらず洗練された美しいフォルムをしている…。
事件は、多治見市から犬山市へ我が愛車で向かう途中に起きた。

始まりは、まだ歩行者の少ない国道19号を走行中の時の事。
「ブ~~、ブ~!!」
突然近くで車のホーンが鳴り響いた。事あるごとに、それも必要以上にホーンを鳴らしたがる人間がいるが、そいつが現れたのだ。どこかは分からない。
「ブ~、、、ブ~~~~、~~ブッ!!」
尋常ではない鳴らし方だ。
誰だ、うるさい。そう思った。
周りには何台か並走しているが、この中の誰かが鳴らしまくっているのか。
「………ブ~~!!」
消えたと思ってもまたすぐ鳴らす。それを何度も繰り返す。嫌な鳴らし方だ。きっとろくな人間ではない。鳴らし方で分かる。
「ブ~~~~~~!!」
何かあったのか?いや、見渡しても特に何か起きているようには見えない。
わしが鳴らされている?わしは何もしていない、普通に安全運転しているつもりだ。スピードは出ていないし、トランクも開いていない。煙も出ていない。油は漏れているかもしれない。誰かが何かわしに伝えようとしている?どこかで何かが起きている!?思考とホーンがこだまする…。

犯人は一体何の目的で?
後編へつづく

タイトルとURLをコピーしました