<後編までのあらすじ>
車を運転中、ハンドルを切るとホーンが鳴る(壊れた)モンスターマシンと化したわしの愛車。
<解決編>
時折ホーンを鳴らしながら(鳴ってしまう)国道19号を運転するわし。交差点で曲がる時はすごい。
「ブ~~~~!!~」ずっと鳴る。
なにせ交差点、わしを見る人間の数が多い。信号待ちの通行人までいる。
車屋に行く事にした。人間が作った物は人間に任せる事にするとしよう。
可児市にある目的の車屋まであと10分程。
周りの車はわしを避けるようにして走る。
ホーンを鳴らしながら走る車には近づきたくないようだ。だが好奇の視線は寄せてくる。

運転者はどんなやつだろう?こんなです。皆の衆、わしが怒っているように見えるのだろう。
わしは怒っていない。困っている。むしろ助けてほしい。
ついに車屋の前に来た。おとなしく入店したいがそれは無理だ。
「ブ~~~~~~~!!」
やはりこれだけハンドルを切るとホーンが激しく鳴る。
今度は白い枠線に駐車しなければならない。これはかなりハンドルを切る事になりそうだ。しかも店頭の前だ。
まずは挨拶がわり、右に切る‼「ブ~~~~!!~~」
まだまだ、次は左だ‼「ブ~~~~!!~~」
とどめだ‼「ブ~~~!!…。」
車から降りる時、わしはすでに注目を集めていた。店員が恐る恐る寄って来る。
「……お客様、…どうされましたか?…」不明瞭な声で言ってきた。
「ご覧の通りです。」わしはそう伝えた。
おしまい


